オフィスコンビニの定義

オフィスコンビニといっても、オフィスやビル内にコンビニエンスストアが開店するわけではありません。オフィスコンビニはその名の通り、オフィスの一角に設置されたコンビニのことです。

オフィス内に軽食やドリンク、スナック、日用品などの販売スペースが設けられ、設置されている集金箱にお金を入れることで商品を購入することができます。

昼食や軽食はもちろん、文房具などのちょっとした仕事道具もオフィス内で買えるようになっており、休憩時間や稼働時間を有効活用できます。

オフィスコンビニが注目される背景

オフィスコンビニは忙しいビジネスパーソンから重宝され、多くの企業から好評を得ています。

導入する企業が多い理由として、働き方の変化が挙げられます。

新型コロナ感染症拡大により、リモートワークや時短勤務などが促進され、一時は借りているオフィスを解約する企業も増えました。しかし、コロナが落ち着いてきた最近では、通勤傾向に戻ってきています。

かつての通勤スタイルに戻ってきた今、コンビニなどの商店が近くにないオフィスに勤めている社員にとって、オフィスコンビニはとても便利な存在なのです。

オフィスコンビニのメリット

オフィスコンビニは便利という想像はつきますが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。導入した際のメリットを4つ紹介します。

休憩時間が有効活用できる

オフィスコンビニの最大のメリットは、買い物をしに行く時間的コストを削減できる点です。「次のミーティングまでにあと10分しかないけど、小腹が空いたので、何か食べたい…」というときにはとても便利です。

休憩時間は、好きな動画を観たり、ニュース記事を読みたい、という方にとっても、時間を有効に使えます。

時間を有意義に使えるだけでなく、猛暑日や、雪が降る寒い日など天候の悪いときにも重宝するでしょう。

お得な商品価格

オフィスコンビニの多くは、店頭よりも安く商品を購入できます。

セルフサービスなので人件費を節約できること、たくさんの会社が導入しているスケールメリットを活かした仕入れができることなどが安さの理由です。

時間だけでなくお金も節約できるのは、従業員にとって大きなメリットと言えるでしょう。

近いだけでなく安い、となれば、利用の満足度もさらに上がります。

災害への備えになる

見落とされがちなのが、災害への備えになるという点です。

オフィスコンビニは、当然、オフィス内に設置しているため、万が一の災害時に外に出られなくなった、会社で寝泊まりをしなければならない、といった状況でも、食料や日用品の備蓄となるので便利です。

いつ起きるかわからない災害用に食料などを置いておくのは、非効率とも言えます。備蓄用の保管庫が必要になりスペースを使ったり、賞味期限が切れたときに捨てて補充したりと何かとコストがかかります。

オフィスコンビニであれば、非常用ではなく、日常使いのために設置をしているのでそういった無駄がありません。

自社に合った品揃えにできる

社員の嗜好や会社でよく使う備品など、自社に合った品揃えにできるのもメリットです。

夏は冷たいドリンクが良く売れる、など季節に合わせて注文内容を変えるのも良いでしょう。

中には、「コンビニ以上の品揃えに!」と品揃えの良さをウリにしたサービスもあります。数多くの商品から自社に合ったものをセレクトできるので、自社オリジナルのコンビニを作るような感覚です。

特に売り出すものにこだわりがない、という場合は、サービス提供会社によってはおまかせパッケージを用意している会社もあります。

おまかせパッケージの場合、要望通りに商品選定する必要がないので、早く届けてくれるのもメリットです。

社員の健康に気遣える

オフィスコンビニの中には、新鮮な野菜やフルーツを専門にしたサービスや、家庭料理に出てくるお惣菜をレンジで温めることによって食べられるサービスもあります。

特に忙しいビジネスパーソンは、時間がないあまり、カップ麺や菓子パンなど手軽なもので済ませてしまうことが多く、健康的な食事がしたくてもできないケースもあるでしょう。

そんなときに、健康に配慮した食事を用意していれば、社員の健康の手助けができます。

少しでも健康でいて欲しい、といった意図でオフィスコンビニを導入する企業も増えています。

オフィスコンビニ導入には提供会社との契約が必要

オフィスコンビニを導入するには、サービスの提供会社と契約をする必要があります。

オフィスコンビニの提供会社は、商品の補充や代金の回収、現場の清掃などを行います。

多くのサービスは料金用の回収ボックスに現金を入れる仕組みで、お釣りのやり取りはできません。支払いは従業員の自主性に任されるため、誤差が大きい場合は差額を企業側が負担することもあります。

このような課題を解決すべく、キャッシュレス決済に対応したオフィスコンビニも増えています。

料金プランは、従業員数によってプランが変わるサービスや、冷蔵庫1台あたり3万円、のように課金される形式のサービスなどがあります。

初期費用は無料のサービスも多く、中には無料でお試しできるサービスもあるため、「いきなり契約するのはちょっと不安…」といった場合は、無料でお試ししてから導入するのをおすすめします。

トラブルを避けるために注意すべきこと

オフィスコンビニは、金銭のやりとりが社員の良心に委ねられているため、計算してみると足りない…といったトラブルが発生する可能性もあります。

金額が合わないといったことが続くと、せっかく社員のために導入しても、赤字になってしまうため存続が難しくなります。

こういったトラブルを解消するためにはどういった対策をすれば良いのでしょうか。注意すべき点を解説します。

設置場所を考慮する

オフィスコンビニは無人のサービスです。人の目の届かない場所や、社外の人が多く出入りする場所にはセキュリティが確保できないため、設置できません。

休憩スペースなど、業務の邪魔にならない場所で、かつ、人目がある場所に置くのがおすすめです。人目につくところでは不正はしにくいものです。

現金で支払うサービスの場合は、現金回収ボックスに鍵をつけると安心です。

キャッシュレス決済のサービスを選ぶ

最近では、現金回収そのものを廃止しているサービスもあります。

PayPayなどの電子マネーでのQRコード決済を導入すれば、金額が合わないということも減り、社員も便利になるため、一石二鳥です。

毎月の利用分を請求書にて一括支払いできるサービスもあります。請求書払いの場合、支払いサイトは、月末締め、翌月末払いが多い傾向にあります。

支払い方法も増えてきているので、自社に合った支払い方法を選びましょう。

オフィスコンビニ導入で社員満足度を上げよう

オフィスコンビニを導入をすると無駄な買い出しの時間がかからなくなることで、業務の生産性向上が期待できます。その便利さから社員の満足度も上がり、福利厚生として活用できます。

最近では、家庭の食卓を再現した惣菜コンビニや、パンを専門に取り扱ったコンビニなど、オフィスコンビニのコンセプトもバラエティに富んでいます。

何か福利厚生を増やしたい、どうせなら業務効率の上がるものがないかな…とお考えの経営者にはもってこいのサービスではないでしょうか。

無料トライアルなどを上手く利用し、理想に沿ったサービスを選択してみてください。